ジムに入会しては3か月で行かなくなり、ランニングを始めては1週間で挫折する。運動を習慣にしようとして、何度も失敗してきました。
そんな私が、2年近く続けられているのが「ついで歩き」です。わざわざ運動の時間をつくるのではなく、毎日の通勤や買い物の「ついで」に歩く量を増やすという方法です。この記事では、私が実際にやっている工夫を紹介します。

ジムに入会しては3か月で行かなくなり、ランニングを始めては1週間で挫折する。運動を習慣にしようとして、何度も失敗してきました。
そんな私が、2年近く続けられているのが「ついで歩き」です。わざわざ運動の時間をつくるのではなく、毎日の通勤や買い物の「ついで」に歩く量を増やすという方法です。この記事では、私が実際にやっている工夫を紹介します。
運動が続かなかった理由を振り返ると、どれも「わざわざ時間をつくる」必要があるものでした。仕事で疲れた日や雨の日、予定が詰まっている週には、どうしても後回しになります。そして一度休むと、再開するのがおっくうになってしまう。
一方で、通勤や買い物は、どんなに疲れていても毎日のようにしています。だったら、そのついでに少しだけ多く歩けばいい。そう考えたのが、ついで歩きを始めたきっかけでした。

いちばん効果を感じているのが、帰り道にひと駅手前で降りて歩く方法です。私の場合、ひと駅分はおよそ15分。最初は週に1回、天気のいい日だけから始めました。
いつもと違う道を歩くと、知らなかったお店や季節の花に気づくことがあり、それも楽しみのひとつになっています。
駅や職場では、なるべく階段を使うようにしています。ただし、すべての階段を上る必要はありません。「上りは2階分まで」など、自分なりの上限を決めておくと、無理なく続けられます。
朝、時間に余裕がある日は、駅までの道を少しだけ遠回りしています。5分の遠回りでも、毎日続ければ大きな違いになります。
日用品の買い物は、歩いて行ける範囲で、いつもより少し遠いお店を選ぶことがあります。品ぞろえの違うお店を回るのは、ちょっとした気分転換にもなります。
車で買い物に行くときは、あえて入口から遠い場所に車を停めます。混雑している駐車場でも、遠い場所は空いていることが多く、停めやすいというメリットもあります。
スーパーでは、買う物が決まっていても、店内をひと回りしてからレジに向かいます。新商品や旬の食材に出合えることもあります。
スマホや活動量計で歩数を記録すると、毎日の変化が目に見えるので励みになります。ただ、数字を気にしすぎると疲れてしまうので、私は週に1回、合計を眺める程度にしています。
通勤用の靴を、クッション性のある歩きやすいものに替えました。足が疲れにくくなると、「歩いて帰ろうかな」と思える日が増えました。
体調がすぐれない日や、暑さ・寒さが厳しい日は、無理にひと駅歩くことはしません。続けることを優先して、できる日にやる、くらいの気持ちでいます。持病がある人や体に不安がある人は、かかりつけの医師に相談してから始めると安心です。
ついで歩きを始めて2年近くになります。劇的な変化があったわけではありませんが、続けてきたからこそ感じることがあります。
始めたばかりのころは、ひと駅歩くのが少しおっくうでした。でも今では、天気のいい日は自然と「歩いて帰ろう」と思えるようになりました。歩くことが特別なことではなく、生活の一部になった感覚です。
仕事帰りに歩く15分は、仕事の頭から家の頭に切り替える時間にもなっています。その日にあったことを考えながら歩いていると、家に着くころには気持ちが少し軽くなっています。
いつも電車で通り過ぎていた道を歩くようになって、近所のパン屋さんや小さな公園、季節ごとに咲く花など、たくさんの発見がありました。休日に「あのお店に行ってみよう」と思うことも増え、おでかけの楽しみも広がりました。
雨が続いたり、忙しくて歩けなかったりする週もあります。以前の私なら、そこで「もうだめだ」とやめていたと思います。でも、ついで歩きは生活のついでなので、また歩ける日に歩けばいいだけ。この気楽さが、2年続いたいちばんの理由だと感じています。
運動というと、特別な時間や場所が必要だと思いがちです。でも、毎日の生活の中にも、体を動かすチャンスはたくさんあります。
まずは次の帰り道、天気がよければひと駅手前で降りてみてください。いつもの街が、少し違って見えるかもしれません。
この記事は、ひとさじ帖編集部が内容と表現を確認したうえで公開しています。