朝の10分で変わる。散らからない玄関をつくる、3つの小さな習慣

さきのイラストこの記事を書いた人
さき 片づけが好きな2児の母
朝の10分で変わる。散らからない玄関をつくる、3つの小さな習慣

靴が出しっぱなし、郵便物が積みっぱなし。気づけば玄関が家の中でいちばん散らかっている、という人は少なくないはずです。わが家もまさにそうでした。子どもが2人いると靴の数はあっという間に増え、朝はいつも「片方がない!」の大騒ぎ。

でも、玄関は家の中でも面積が小さいぶん、ちょっとした習慣で見違えやすい場所でもあります。この記事では、片づけが好きで試行錯誤を続けてきた私が、朝の10分で続けられるようになった3つの習慣を紹介します。

玄関が散らかるのは「置き場所が決まっていない」から

玄関に物がたまる原因は、ほとんどの場合「とりあえず置く」の積み重ねです。

帰宅した瞬間は、手に持っている物を早く手放したいもの。郵便物、鍵、エコバッグ、子どもの帽子。これらの行き先が決まっていないと、いちばん近くにある靴箱の上が仮置き場になってしまいます。そして、仮置きされた物は、たいていそのまま何日も置かれ続けます。

わが家の靴箱の上も、以前はチラシと鍵と小銭とマスクが混ざった「なんでも置き場」になっていました。片づけても片づけても数日で元通り。あるとき気づいたのは、片づけを頑張る前に、物の「帰る場所」をつくらないと何も変わらない、ということでした。

散らからない玄関をつくる3つの習慣

靴箱の上のトレーに置いた鍵と、玄関で仕分けた郵便物

ここからは、実際にわが家で続いている3つの習慣を紹介します。どれも特別な道具は要りません。

1. 出ている靴は「家族の人数分」だけにする

たたき(靴を脱ぐスペース)に出しておく靴は、1人1足までと決めました。4人家族なら4足です。それ以外の靴は、朝のうちに靴箱へ戻します。

ポイントは、ルールをとにかく単純にすること。「よく履く靴は出しておいていい」のようなあいまいなルールだと、人によって基準がずれて、結局また靴が増えていきます。「1人1足」なら小学生の子どもにも伝わりますし、守れているかどうかがひと目でわかります。

靴箱がいっぱいで戻せない場合は、ここ1年履いていない靴がないか見直すきっかけにもなります。

2. 郵便物は玄関で「仕分けまで」終わらせる

郵便受けから取ってきた郵便物は、玄関で仕分けまで済ませてしまいます。

具体的には、不要なチラシやダイレクトメールはその場で捨て、必要な物だけを家の中に持ち込む、というシンプルなルールです。そのために、玄関に小さなゴミ箱をひとつ置きました。これだけで「あとで見よう」と靴箱の上に積む回数がぐっと減りました。

個人情報が書かれた封筒は、捨てる前に宛名部分だけ破っておくと安心です。

3. 鍵とバッグの定位置をつくる

鍵やよく使うバッグには、ワンアクションで戻せる定位置を用意します。

わが家では、ドアの横に粘着式のフックを2つ、靴箱の上に小さなトレーをひとつ置きました。鍵はトレーへ、エコバッグはフックへ。「引き出しを開けてしまう」より「ポンと置く」「ひょいと掛ける」のほうが、疲れて帰ってきた日でも続きます。

定位置ができてから、出かける前に鍵を探す時間がほぼなくなりました。

習慣を続けるための小さな工夫

3つの習慣を続けるために、わが家で効果があった工夫も紹介します。

  • 朝の身支度の流れに組み込む:靴を戻すのは、子どもを送り出したあとの「ついで」にしています。新しい時間をつくるより、すでにある行動にくっつけるほうが続きます。
  • 家族にはルールを1つずつ伝える:一度に全部伝えると覚えきれません。まずは「靴は1人1足」だけ、慣れたら次、という順番にしました。
  • 完璧を目指さない:忙しい朝は戻せない日もあります。それでも、週の半分できれば玄関はかなり違って見えます。

玄関をすっきり見せる、ちょっとしたひと工夫

習慣が身についてきたら、玄関の「見え方」にも少しだけ気を配ってみると、さらに気持ちのいい空間になります。

靴箱の上は「何も置かない面」を残す

靴箱の上を全部使い切らず、半分は何も置かない面として残しています。物が置かれていない面があるだけで、玄関全体がすっきりと広く見えます。飾りを置くなら、季節の小物をひとつだけ。たくさん並べるより、ひとつのほうが印象に残ります。

色をそろえる

トレーやフック、ゴミ箱などの小物は、白や木目など色味をそろえました。物の数は同じでも、色がばらばらだと雑然として見えます。新しく買い足すときに、今ある物と色を合わせるだけで十分です。

傘は家族の人数分+1本まで

傘立てにも、気づくとビニール傘がたまっていきます。わが家では「家族の人数分+予備1本」と決め、それ以上になったら手放すようにしています。

まずは1週間、靴を1足減らすところから

3つ全部を一度に始める必要はありません。まずは明日の朝、たたきの靴を1足だけ靴箱に戻してみてください。

玄関がほんの少し広く見えるだけで、出かけるときの気分が変わるはずです。そして、帰ってきたときに整った玄関が迎えてくれると、家全体を片づけたくなる気持ちも自然と湧いてきます。小さな一歩から、気持ちのいい玄関をつくっていきましょう。

この記事は、ひとさじ帖編集部が内容と表現を確認したうえで公開しています。

ABOUT THE WRITER
さきのイラスト
さき
片づけが好きな2児の母

子ども2人との4人暮らし。片づけと家事の段取りを考えるのが好きで、散らかりにくい仕組みづくりを試行錯誤している。忙しい毎日でも続けられる、無理のない暮らしの工夫を届けたい。

  • 暮らし・家事
  • 収納
  • 時短家事