「作り置きをすれば平日がラクになる」とよく聞きます。私も何度か挑戦しました。でも、日曜日の午後を丸ごと台所で過ごし、ぐったりして月曜日を迎える。しかも水曜日には家族が同じおかずに飽きている。そんなことを繰り返すうちに、作り置きは自分には向いていないと思うようになりました。
そこでたどり着いたのが「半調理」です。料理を完成させず、途中まで準備しておくやり方です。この記事では、作り置きが続かなかった私でも続いている、半調理の段取りを紹介します。

「作り置きをすれば平日がラクになる」とよく聞きます。私も何度か挑戦しました。でも、日曜日の午後を丸ごと台所で過ごし、ぐったりして月曜日を迎える。しかも水曜日には家族が同じおかずに飽きている。そんなことを繰り返すうちに、作り置きは自分には向いていないと思うようになりました。
そこでたどり着いたのが「半調理」です。料理を完成させず、途中まで準備しておくやり方です。この記事では、作り置きが続かなかった私でも続いている、半調理の段取りを紹介します。
半調理とは、食材を切る、下味をつける、下ゆでするなど、調理の手前の工程だけを先に済ませておく方法です。
完成したおかずを作るわけではないので、週末の作業時間は1時間ほどで済みます。そして平日は、準備してある食材を焼く・煮る・炒めるだけ。最後の仕上げを当日にするので、味つけを変えたり、その日の気分でメニューを決めたりできるのも気に入っています。
作り置きは「何品も完成させる」のがゴールなので、どうしても時間がかかります。半調理は切って袋に入れるのが中心なので、まな板と包丁があれば進められます。洗い物も少なく、作業の終わりが見えやすいのも続けやすさにつながっています。
同じ下ごしらえの鶏肉でも、ある日は照り焼き、ある日はトマト煮と、仕上げ次第で別の料理になります。「また同じおかず?」と言われることが減りました。
夕方にいちばん時間がかかるのは、実は「切る」作業です。そこが終わっていれば、帰宅してから15〜20分で夕飯が整います。

日曜日の午前中に、1時間を目安に次の順番で進めています。
鶏肉、豚こま、鮭などはどの下味とも合わせやすく、わが家の定番です。
便利な半調理ですが、気をつけたいこともあります。
半調理の効果をいちばん感じるのは、平日の夕方です。わが家の流れを紹介します。
帰宅して手を洗ったら、最初にその日の袋を冷蔵庫から出します。袋に「月 照り焼き」と書いてあるので、献立を考える必要はありません。この「迷わない」ことが、夕方の疲れた頭にはとてもありがたいのです。
フライパンで肉を焼いている間に、切ってある野菜でみそ汁やサラダを作ります。野菜がすでに切ってあるので、鍋に入れるだけ、器に盛るだけ。メインと副菜を同時に進められるので、15分ほどで食卓が整います。
切った野菜が余ったら、金曜日の夜に野菜炒めや具だくさんスープにして使い切ります。冷蔵庫が空になると、週末の買い物の量もわかりやすくなり、食材のむだも減りました。
家族から「今日のごはん、早いね」と言われるたびに、週末の1時間がちゃんと報われている気がします。
作り置きが続かなかったのは、私の段取りが悪かったからではなく、やり方が自分の暮らしに合っていなかったからだと、今は思います。
半調理は「途中まででいい」という考え方です。週末に1時間だけ台所に立ち、平日の自分にバトンを渡す。それだけで、夕方の慌ただしさはずいぶん変わります。まずは次の週末、鶏肉1パックに下味をつけるところから始めてみてください。
この記事は、ひとさじ帖編集部が内容と表現を確認したうえで公開しています。