作り置きが苦手でも大丈夫。「半調理」で平日の夕飯をラクにする

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さき 片づけが好きな2児の母
作り置きが苦手でも大丈夫。「半調理」で平日の夕飯をラクにする

「作り置きをすれば平日がラクになる」とよく聞きます。私も何度か挑戦しました。でも、日曜日の午後を丸ごと台所で過ごし、ぐったりして月曜日を迎える。しかも水曜日には家族が同じおかずに飽きている。そんなことを繰り返すうちに、作り置きは自分には向いていないと思うようになりました。

そこでたどり着いたのが「半調理」です。料理を完成させず、途中まで準備しておくやり方です。この記事では、作り置きが続かなかった私でも続いている、半調理の段取りを紹介します。

「半調理」とは、料理の手前で止めておくこと

半調理とは、食材を切る、下味をつける、下ゆでするなど、調理の手前の工程だけを先に済ませておく方法です。

完成したおかずを作るわけではないので、週末の作業時間は1時間ほどで済みます。そして平日は、準備してある食材を焼く・煮る・炒めるだけ。最後の仕上げを当日にするので、味つけを変えたり、その日の気分でメニューを決めたりできるのも気に入っています。

作り置きより半調理が続く3つの理由

週末の負担が軽い

作り置きは「何品も完成させる」のがゴールなので、どうしても時間がかかります。半調理は切って袋に入れるのが中心なので、まな板と包丁があれば進められます。洗い物も少なく、作業の終わりが見えやすいのも続けやすさにつながっています。

飽きにくい

同じ下ごしらえの鶏肉でも、ある日は照り焼き、ある日はトマト煮と、仕上げ次第で別の料理になります。「また同じおかず?」と言われることが減りました。

平日の調理時間が短くなる

夕方にいちばん時間がかかるのは、実は「切る」作業です。そこが終わっていれば、帰宅してから15〜20分で夕飯が整います。

わが家の半調理、基本の段取り

冷蔵庫に並んだ、下ごしらえ済みの保存容器

日曜日の午前中に、1時間を目安に次の順番で進めています。

  1. 献立をざっくり決める:月〜木の4日分のメインだけ決めます。副菜は当日の冷蔵庫の中身で考えます。
  2. 野菜を切る:玉ねぎ、にんじん、キャベツなど、よく使う野菜をまとめて切り、保存容器に入れます。
  3. 肉や魚に下味をつける:保存袋に肉と調味料を入れてもみ込み、平らにして冷蔵または冷凍します。
  4. 袋に日付とメニューを書く:「月 照り焼き」のように書いておくと、平日に迷いません。

下味のバリエーション例

  • しょうゆ・みりん・しょうが:焼くだけで照り焼き風に
  • 塩こうじ:肉がやわらかくなり、焼いても煮てもおいしい
  • カレー粉・ヨーグルト:焼くだけでタンドリー風

鶏肉、豚こま、鮭などはどの下味とも合わせやすく、わが家の定番です。

半調理をするときの注意点

便利な半調理ですが、気をつけたいこともあります。

  • 保存期間を守る:下味をつけた肉や魚は、冷蔵なら2〜3日を目安に使い切り、それ以降の分は冷凍しています。保存の目安は食材や環境によって変わるので、心配なときは早めに使い切るのが安心です。
  • 切った野菜は水気をとる:水気が残っていると傷みやすくなります。キッチンペーパーを容器の底に敷いておくと長持ちします。
  • 冷凍した物は前の晩に冷蔵庫へ:朝出かける前より、前日の夜に移しておくほうが忘れません。

平日の仕上げは「15分」が目安

半調理の効果をいちばん感じるのは、平日の夕方です。わが家の流れを紹介します。

帰宅したら、まず冷蔵庫から袋を出す

帰宅して手を洗ったら、最初にその日の袋を冷蔵庫から出します。袋に「月 照り焼き」と書いてあるので、献立を考える必要はありません。この「迷わない」ことが、夕方の疲れた頭にはとてもありがたいのです。

メインを焼いている間に副菜を

フライパンで肉を焼いている間に、切ってある野菜でみそ汁やサラダを作ります。野菜がすでに切ってあるので、鍋に入れるだけ、器に盛るだけ。メインと副菜を同時に進められるので、15分ほどで食卓が整います。

余った野菜は週末の「片づけメニュー」に

切った野菜が余ったら、金曜日の夜に野菜炒めや具だくさんスープにして使い切ります。冷蔵庫が空になると、週末の買い物の量もわかりやすくなり、食材のむだも減りました。

家族から「今日のごはん、早いね」と言われるたびに、週末の1時間がちゃんと報われている気がします。

「全部作らなくていい」と思えると、台所に立つのが楽になる

作り置きが続かなかったのは、私の段取りが悪かったからではなく、やり方が自分の暮らしに合っていなかったからだと、今は思います。

半調理は「途中まででいい」という考え方です。週末に1時間だけ台所に立ち、平日の自分にバトンを渡す。それだけで、夕方の慌ただしさはずいぶん変わります。まずは次の週末、鶏肉1パックに下味をつけるところから始めてみてください。

この記事は、ひとさじ帖編集部が内容と表現を確認したうえで公開しています。

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さき
片づけが好きな2児の母

子ども2人との4人暮らし。片づけと家事の段取りを考えるのが好きで、散らかりにくい仕組みづくりを試行錯誤している。忙しい毎日でも続けられる、無理のない暮らしの工夫を届けたい。

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