糖尿病は、インスリン(血糖値を下げる唯一のホルモン)の働きが低下することで血糖値が高い状態が続く病気です。
「糖尿病だからインスリンを注射している」その状況の方がまわりにいませんか?放置すると目や腎臓、神経、血管などのさまざまな合併症を引き起こすおそれがあります。
ここでは糖尿病の症状や原因、治療法、予防のポイントを、医療の知識がない方にもわかりやすく解説します。
健診結果の見方や、今日から始められる予防のコツまで分かるので、漠然とした不安を「やるべきこと」に変えられるはずです。

糖尿病は、インスリン(血糖値を下げる唯一のホルモン)の働きが低下することで血糖値が高い状態が続く病気です。
「糖尿病だからインスリンを注射している」その状況の方がまわりにいませんか?放置すると目や腎臓、神経、血管などのさまざまな合併症を引き起こすおそれがあります。
ここでは糖尿病の症状や原因、治療法、予防のポイントを、医療の知識がない方にもわかりやすく解説します。
健診結果の見方や、今日から始められる予防のコツまで分かるので、漠然とした不安を「やるべきこと」に変えられるはずです。

糖尿病は、血液中を流れる糖(血糖)が高い状態が続く病気です。
血糖を下げる役割のホルモンは、膵臓から分泌されるインスリンだけです。インスリンが十分に働かないことで血糖値が高くなります。
膵臓からインスリンがほとんど出なくなる状態です。
若い人に多く、突然発症することが多いとされています。自己免疫(正常な細胞や組織を自分で攻撃してしまう)などが関係するとされ、生活習慣が原因ではありません。
血糖値を下げる唯一のホルモンが分泌されないため、注射で補う必要があります。
インスリンが出にくくなる、効きにくくなる状態です。
中高年に多く、生活習慣病の一つとされます。遺伝的な影響に加えて、食生活や運動不足、肥満が関係します。
内服治療をはじめとして、注射が必要になる場合があります。
妊娠中は赤ちゃんに絶えず栄養を送っているため、お腹が空いている状態での血糖値が普段と比べて低くなります。
一方で胎盤(お母さんと赤ちゃんをつなぐもの)から出るホルモンの影響でインスリンが効きにくく、食後の血糖値は上がりやすくなります。
妊娠中に初めて見つかった、糖尿病には至っていない高血糖の状態を妊娠糖尿病といいます。出産後は多くの場合、正常な状態に戻りますが、妊娠糖尿病になった方は後々糖尿病になる可能性が高いとされています。
最初は症状がなく気付きにくいですが、代表的な症状は次の通りです。
いずれも血糖値が高い状態が長期間続くことによって発症する可能性が高まります。
糖尿病の診断では、血糖値とHbA1cの検査結果を確認し、必要に応じて再検査を行います。さらに症状や家族歴、体重歴なども参考に、医師が総合的に判断します。1回の検査の数字だけで決まるとは限りません。

糖尿病治療の基本となります。適切なエネルギー摂取量を守り、バランスの良い食事を心がけます。糖質・脂質の摂りすぎを避けることで、血糖値が急激に上昇することを防ぎます。
運動はインスリンの働きを良くして血糖値を下げる効果があります。
有酸素運動を適度に取り入れることが有効です。
2型糖尿病で、食事の見直しや運動だけでは十分に改善できない場合、薬物療法が適応になります。血糖値を下げるための内服薬、必要時は自身で注射を打ち血糖値を下げます。1型糖尿病では、インスリンの注射が欠かせません。

2型糖尿病の予防には、治療法でも述べたように、バランスの良い食事、適度な運動習慣が重要になります(1型糖尿病は生活習慣では予防できません)。
また、血液検査をしないと診断できないため、定期的に健診を受け、症状がある場合は早めに受診することが必要です。診断される前から食事や運動を見直し、高血糖が続くのを防ぎましょう。
糖尿病の種類や原因、診断基準と予防方法までを説明してきました。
糖尿病と診断される方は非常に多く、身近な病気のひとつです。
最初は気付きにくいですが、進行すると重大な合併症に繋がります。
今、糖尿病が持病にある方もない方も、生活習慣を見直し、定期的な健診で健康状態を確認していきましょう。
参考文献
この記事は、ひとさじ帖編集部が内容と表現を確認したうえで公開しています。編集方針